CEFRってよく聞く単語だけど具体的に何?TOEFLと何が違うの?と思ってる方は多いのではないでしょうか。TOEFLは英語試験ですが、CEFRは英語に限らず様々な言語をどのくらい使えるかを示す基準です。CEFRを理解することで、自分の英語運用能力をより細かく把握し、さらなる英語学習に役立てることができるでしょう!
目次:
TOEFLとは?
CEFRとは?
TOEFLとCEFRの違い
まとめ
TOEFLとは?
TOEFL(トーフル)とは、Test Of English as a Foreign Languageの略称で、英語四技能を測る試験です。英語が母語でない人が留学や移民などの際に必要な英語力をもっていること証明するのに使われます。Reading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の各セクションは30点満点であり、全体では120点満点で採点されます。今日、160カ国以上で11,500を超える教育機関がTOEFLスコアを採用しており、国際的に知名度のある英語試験となっています。
CEFRとは?
CEFR(セファール)とは、「Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)」の略称であり、外国語の運用能力を測る国際標準です。欧州評議会(Council of Europe)によって開発され、2001年に公開されました。言語の習熟レベルが6つの段階(A1、A2、B1、B2、C1、C2)に分かれており、各段階がその言語で具体的に何ができるのかを表現しています。後ほど、CEFRの各レベルをTOEFLスコアと照らし合わせて紹介していきます。CEFRの各レベルの内容を以下の表にまとめました。
「BRITISH COUNCILより」
CEFRはすでに多くの教育機関で客観的な標準として使われており、重要視されています。日本でも、2004年の日本語版の発表以来、英語教育の指標として使われるようになりました。大学入試においても、言語の習得レベルを示す基準として多くの大学が採用しています。
TOEFLとCEFRの違い
TOEFLは英語の「試験」、CEFRは言語の運用能力を示す「基準」であり、別物ではありますが、この2つには関連性があります。TOEFLのスコアをCEFRに照らし合わせ、自分の英語運用能力をCEFRの目線で評価したり、逆に他の英語試験で知った自分のCEFRレベルからTOEFLの目安点を把握したりすることができます。
以下、TOEFLのスコアとCEFRレベルをまとめました。
この表から分かるように、TOEFLで高得点が取れるということは高いCEFRレベル=高い言語運用能力をもっているということです。また、TOEFLは基礎を身につけた「自立した言語学習者」以上の段階にいる人向けとも言えるでしょう。自分のCEFRレベルを基準にして、各セクションと全体でのスコアの目標を決め、勉強に励んでいくと良いと思います!
まとめ
TOEFLとCEFRについての概要とTOEFLスコアとCEFRレベルの比較についてご紹介しました。自分のCEFRレベルを知ることで、自分が今英語を使って何ができるのかを把握し、TOEFLや他の英語試験の目標点を決めたり、英語学習においての目標を立てたりすることができます。今の英語の実力で具体的に出来ることを意識しながら、さらなる目標を立て、より高いレベルを目指していきましょう!
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