みなさん、TOEFLとIELTSという英語試験をご存知ですか?どちらも英語力のグローバルスタンダードテストとして様々に活用されています。この記事では、これら2つの試験がもつそれぞれの特徴を比較し、説明していきます。TOEFLとIELTSそれぞれの特徴を理解し、英語学習や入試審査などに役立てていきましょう!
目次:
それぞれのテストについて
2つの試験を比較!
まとめ
それぞれのテストについて
① TOEFL
TOEFL(トーフル)とは、Test Of English as a Foreign Languageの略称で、英語四技能を測定する試験です。英語を母語としない人が留学や移民などの際に必要な英語力を証明するために主に使われます。TOEFLのReading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の4セクションは各30点満点で採点され、全体では120点満点です。TOEFLは160カ国以上で12,000を超える教育機関によって採用されています。アメリカ、イギリス、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどの国々にある多くの大学で入試の要件としてTOEFLスコアが活用されています。
②IELTS
IELTS(アイエルツ)は、International English Language Testing Systemの略称で、英語力証明や海外移住の申請に使われるテストです。IELTSはブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構によって共同運営されています。スコアは1〜9のスケールで採点されます。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでもIELTSを入学審査に活用する教育機関が増えてきています。140ヵ国、合計11,000以上の機関に認定されているIELTSは、TOEFLと同様に、国際的な知名度が高く信頼性のある試験となっています。
IELTSには、IELTS for Academic(アカデミック・モジュール)とIELTS for General Training(ジェネラル・トレーニング・モジュール)という主に2つの種類があります。IELTS for Academicは大学や大学院などの教育機関に留学したい人向けであり、IELTS for General Trainingは英語圏での就職や移住を希望する人向けとなっています。どちらの種類もリスニングとスピーキングの問題は共通ですが、リーディングとライティングの問題は異なります。IELTS for Academicが学術的な内容を扱っている一方で、IELTS for General Trainingの問題は日常的な内容になっています。
2つの試験の特徴を比較!
①受験者層
TOEFLもIELTSも、海外留学や就業に使われることが多いため、留学希望者や海外での就職を目指す人、海外に移住したい人などが主な受験者です。アメリカでIELTSをTOEFLに代わる英語力証明として使うのが増えたことを考慮すると、留学希望者が今後増えていくかもしれませんね。
②難易度
TOEFLもIELTS(IELTS for Academic)も学術的な内容を扱っているので、英単語のレベルが高く、日本で有名な実用英語技能検定(英検)と比べると難易度が高いと言えます。一般的には、IELTSよりもTOEFLの方が難しいと感じる受験者が多いそうです。その理由の一つに、TOEFLでは、Speaking(話す)やWriting(書く)セクションで出てくる長文や会話などを要約する力も求められることがあります。
③受験の流れ
さらに詳しい情報は、TOEFL公式サイトまたはIELTS公式サイトからどうぞ!
まとめ
TOEFLもIELTSも入学審査や就職などに国際的に広く使われている試験です。運営団体は異なりますが、値段はそれほど変わらず、英語四技能を測るという点では同じです。活用目的が特になく力試しとして受験したい場合は、試験問題の形式をより細かく調べて決めるといいかもしれません。
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