海外大学に進学 それぞれの国の特徴

はじめに

日本にいると英語を使ってコミュニケーションをする機会はほとんどありませんが、海外に行くと一変して風景は変わってきます。日本語が通じないという環境に、ある種の緊張感が走り、不安に感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

将来、国際企業で働くことを希望している人でも、日本で一流大学に入学したからといて英語のエキスパートになれるとは限りません。逆に、英語が全く話せない人が圧倒的に目立つような気もします。

そこで、インターナショナルな場面で活躍したいと願う学生は、「それなら海外の大学へ!」と意思を固める場合が多いです。

英語スキルだけではなく、多種多様な民族とのふれあいで学ぶことはたくさんあり、海外から客観的に日本を観察することもプラスだといえるでしょう。国際的な視野を養って、堂々と国際舞台で活躍したいと考える人はとても多いです。

日本と海外の教育システムの違い

国にもよりますが、海外の大学は日本のような入学試験がありません。入学は入学願書の他に学業成績やエッセイ、推薦状、とSATをはじめとする学力診断テストのスコアで入学できる学校が多く入学への幅が広い分だけチャンスと可能性が広がってくると言えます。

日本の大学も、今では得意分野を生かした特待生制度やオンライン入試などがありますが、まだまだ「受験地獄」という言葉はぬぐいきることができません。

たった一回の試験で失敗してしまえば、浪人を余儀なくされたり、場合によっては精神的に病んでしまう人もいるかもしれません。

海外の大学においては入学後が勝負!レポートやエッセイ、読むべき文献も沢山ありますが、入学してから努力して学習を続けてくという姿勢が自然と出てきます。単位を落とさない為に、みなさん必至です!また、自分が想像した学部が合わない場合も、途中で学部の変更ができる事が魅力的です。休みも日本の大学より多く、留学生同士の交流が盛んなことも大きなメリットです。

海外の大学に行くことで広がる世界と自身の成長

大学進学を考えている日本の中学生・高校生の場合、多くの学生が日本の大学に進むことを考えていると思います。また、「自分に合った学部や学科、スポーツや音楽を続けられる大学」等を考えながら国内で大学を探している人が多いと思います。当然その考え方がごく自然な考え方だと思います。

が、もし「海外に行きたい。英語が好き。行きたいけど不安、行き方がわからない。外国に興味がある」

など、この様な考えが多少なりとある場合は国内の大学と別に国外の大学も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

海外の大学進学には、(実用的な高い英語力・挑戦を恐れない強い精神力・グローバルな視点を持つ事)が身に着きます。そして将来の選択肢がとても広がるメリットがあります。

英語力・国際的感覚が身につく

当然、日々の生活で目に見えるもの、耳から聞こえてくるもの全てが英語なのでコミュニケーションも英語でとらなければなりません。大学の授業に至っては英語の課題、質問、議論といったアカデミックな英語にプラスして情報処理能力も高まり、生きた英語を身につけられます。

また、日本を離れて住む事により国内だけでは身に着けられない国際的感覚を身に着けこれからの世の中に必要な感覚が身についていきます。

最後に

海外に住み学ぶ事で日本の社会や文化の仕組みを客観的に分析でき、多面的に物事を考え複数の考えを同時に持つ事により、発想力や判断力の能力が高くなります。

また、異なる語源、文化や環境などで失敗や挫折を経験するかもしれません。

自分では当たり前だと思っていた事も、当たり前ではないと気づかされるかもしれません。

そういった海外での経験を糧に成功を積み重ねた時、社会に出てからの成長に明らかな差が出てくると思います。

そのようなことから、少しでも海外に興味があるなら先延ばしせずに前向きに考えてみてはいかがでしょうか!

アメリカ

アメリカには4年制の総合大学、2年生のコミュニティカレッジ、リベラルアーツカレッジなど、4400校を超える大学があります。

4年制の総合大学では整った施設で日本では専攻できないような特殊な分野が学べます。2つの専攻が同時に学べるダブルメジャー制度、そして日本の短大や大学から4年制の総合大学へ進学できる編入制度があります。

アメリカの大学の特徴はフレキシブルな教育制度とあらゆる学生のニーズに合ったカリキュラムが選択できることでしょう。専門単科大学に分類される美術大学や音楽大学への進学も人気があります。

TOEFL iBTは61以上、GPA2.5以上で年間総合費用は400万円~600万円が目安です。

全体的に設備の整った大学が多いですが、特にIT系や医療系大学では最新の設備を駆使したところが目立ちます。

ニューヨーク

ニューヨークはアメリカ最大の都市であり、世界最高水準の世界都市ともされています。世界の中心とも言われるニューヨークは、政治経済、ビジネス、文化やファッションなど、あらゆる物の最先端に触れることができます。また、世界中から人々が集まるので、アメリカ文化だけでなく世界の様々な文化を学べるでしょう。

市内には、自由の女神像やエンパイアステートビルなど、世界的に知られた観光名所も数多くあります。ただし、その分誘惑が多いことも頭に入れておきましょう。

春と秋は安定しておらず、寒暖差があります。夏になると30℃を超える日もあり、夕立が多くなります。冬は毎年雪が降ります。大都会なので、他の都市に比べると物価は高いです

ボストン

ボストンはマサチューセッツ州にあり、ニューヨークの北に位置する中規模の都市です。人口は65万人ほどで、ニューヨークから車で約5時間で行くことができます。

世界最高峰のハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など、数多くの大学が集まる学術都市です。そのため街には学生が多く、比較的日本人の留学生も少ないので勉強に集中できるでしょう。

12月から3月にかけて最低気温が氷点下になり大雪が降る時もある。

物価はややニューヨークより安いので費用はある程度抑えられそうです。

シカゴ

イリノイ州にあるシカゴは、アメリカで3番目に大きな都市でありながら、ニューヨーク、ロサンゼルスに比べて、古き良きアメリカが残っている街です。ダウンタウンを歩けば、昔ながらの古き建築物を多く見ることができます。一方でさまざまな国からの移民者も多く、多文化の混在した街でもあります。

市内には20校ほどの大学が所在しており、シカゴ大学、ノースウエスタン大学、イリノイ大学など数多くの名門大学があります。

シカゴの冬は長くて寒いです。五大湖のミシガン湖から吹き付ける冷風がシカゴの冬を厳しいものにしています。市内には電車やバスといった公共交通機関が整備されており、交通の利便性が高いです。

シアトル

シアトルはワシントン州最大の都市です。ITやバイオ産業が活発で、マイクロソフトの本社があることで有名です。シアトルは別名「エメラルドシティ」とも呼ばれ、海や山に森、湖など美しい自然に囲まれています。

シアトルにはその昔日本人が移住した歴史があるため、日本製品や日本食も簡単に手に入れることができ、日本人学生にとっても住みやすい街でしょう。穏やかな気候などの理由から、住みやすい都市としても有名で「全米で最も住みやすい12大都市」では第2位に輝いたこともあります。 12 most livable cities in the United States .

ロサンゼルス

ロサンゼルス(LA)は西海岸最大の都市で、ニューヨークに次いで2番目に人口が多い都市。ハリウッドやビバリーヒルズ、ロングビーチ、ディズニーランドなど沢山の名所があり、華やかで賑やかな街です。

教育機関はUCLAをはじめとした優秀な学校が多くあります。街には日本人も多いので、日本人にとって住みやすい環境が整っているのも特徴です。

治安面については多少の注意を払う必要があります。以前ほどは悪くないのですが、Chesterfield SquareやVermont Vistaには近づかない方がよいでしょう。

サンディエゴ

サンディエゴはカリフォルニア州南部にあり、州内で2番目に大きな都市です。かつてはメキシコ領土だった歴史があり、現在もメキシコの国境と接しているため、南米の文化が浸透している地域です。そのためサンディエゴの大学ではスペイン語も学習することができ、普段の生活でも使うことができます。日々の生活の中でスペイン語を見聞きすることも多いでしょう。ゆったりとした街でトリーパインズ州立自然保護区などの素晴らしい自然があり、マリーンスポーツやハイキングも満喫できます。一年中温暖かつ少雨で、全米で最も気候が安定していると言われています。

治安もよく、安心して暮らせるため、日本人の移住先としても人気です。ただ、他の都市同様に危険なエリアはあるので事前にチェックしておきましょう。

サンフランシスコ

サンフランシスコはカリフォルニア州北部にあり、アメリカの西海岸を代表する都市の一つです。

国際的な都市であり、世界中から人々が集まっているので、自分が外国人であることを感じることは少ないでしょう。リベラルな思想を持った人が多く、また気候も年間を通して穏やかであるため、日本人にとっても過ごしやすいでしょう。

北カリフォルニアの文化、経済、金融の中心地であり、公共交通機関整備され、街にはおいしい飲食店も多く、またシリコンバレーが近いということもあり、生活水準は他の都市に比べて高いです。

ホノルル

日本人に人気の高いリゾート地として有名なホノルルは留学先としても魅力的な都市です。学校の種類は語学学校、短期大学、4年制の大学などがあり、数も多いのが特徴です。

一年を通して温暖な気候、美しいビーチや緑豊かな自然、ショッピングにグルメなど、勉強だけでなくホノルルを満喫することができるでしょう。

カナダ

世界でも屈指の教育水準の高さを誇るのがカナダです。90を超える大学は、ほとんどが公立でアメリカに比べて費用を安く抑えることができるのが特徴です。4年制の総合大学、そして職業訓練コースと編入コースがある2年生のコミュニティカレッジがあり、どの大学も学業レベルでの差はさほどありません。治安が良い上、綺麗な英語を話すことで定評のあるカナダの人気は増すばかりです。TOEFLはiBT80以上とハードルはやや高めですが、それに見合った最高レベルの教育が期待できます。年間総費用は250万~350万円が目安です。

バンクーバー

トロント、モントリオールに次ぐカナダ第3の都市。民族や言語が多様で、人口の半数以上が公用語の英語以外を話します。緑豊かな大自然を残しながらも、都会の魅力を併せ持った美しい都市で、青い空と穏やかな海に囲まれて栄えてきました。また温暖な気候と周囲の雪山の美しさも有名で、世界で一番住みやすい都市の1つとしても知られています。

都会の便利さや快適さと、海と山に囲まれた豊かな自然が同居する美しい街です。アジア系を始めとして、多くの移民が生活しているバンクーバーは、人口のおよそ52%は第一言語が同州の公用語にあたる英語ではないため、様々な文化を日常から感じることが出来ます。そういった文化的背景もあり、フレンドリーで様々な文化を受け入れる気さくな人が多いのが特徴です。ワーキングホリデーで訪れる人も多く、仕事も見つけやすいのも特徴です。

トロント

出版、電気、通信、医療、スポーツ、芸術など国内企業の多くが本社を構え、数多くの日系、多国籍企業もあります。チャイナ・コリアン、イタリア・ギリシャなど様々な外国人街があり、様々なコミュニティを楽しめる他民族の都市としても有名です。カナダで最も人口の多い都市であり、カナダ経済の商都としてその中心を成し、世界的に見ても経済的に発展している街です。また、世界的にも住みやすい都市として有名です。トロントは美しいオンタリオ湖の湖畔にあり、四季折々の豊かな自然とスタイリッシュな経済都市の面を併せ持つ人気の観光都市です。総延長30キロに及ぶ地下街「PATH」。落差56m、幅675mにおよぶナイアガラの滝。アイスホッケーやメジャーリーグ観戦などスポーツを楽しんだり、レンガが造りのレトロなエリアでおしゃれにショッピングやカフェを楽しんだり、街も自然も大いに満喫できます。

ウィスラー

世界有数の山岳リゾート地。2010年冬季オリンピックのスキー場はコース数200以上で北米最大規模を誇ります。夏にはハイキングやカヌー、ラフティングに乗馬などもでき、アウトドアが1年中楽しめます。

また、街全体がリゾート地になっておりウィスラービレッジと呼ばれるこぢんまりとした可愛いらしいエリアには、ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設、200以上のお洒落なショップ、100以上の多国籍なレストランやバーがあり街の機能が集約しています。気候はカナダのスキーリゾートとしては比較的暖かく氷点下10度を下回ることはほとんどありません。夏には美しい自然を背景にハイキングやカヌー、ラフティングや乗馬などアウトドアアクティビティを楽しむことができます。

カルガリー

石油産業を中心に資源豊富な地域の特性を反映し、最も裕福な街とも言われます。カナダの中でも特に治安もよいです。ダウンタウンの中心地域には中華街やリトル・イタリーなどのエスニックタウンがあり、民族構成も多様です。気候は1年を通して昼夜の気温差が激しいのが特徴。カウボーイの街として有名で「カルガリー・スタンピード」と呼ばれる世界最大級のカウボーイの祭典が開催されます。野生動物ウォッチングやカヌーやカヤックなどアウトドアが好きな方にもおススメです。大きな街ではありませんが、人々も優しく治安も良いです。天然資源が豊富なアルバータ州は経済的にも豊かな街でもあるので、税金も安く物価も安いので、現地での生活費を抑えることができます。多数のリゾートホテルがあり、エコツーリズムも有名です。そのためワーキングホリデービザを利用し、リゾートバイトなどをしたい方におススメです。

モントリオール

人口の約7割が第一言語をフランス語とし、パリに次いで世界第2の規模をもつフランス語圏の都市でもあります。街並も美しく、美食の町、石造りの住宅街、石畳のヨーロッパ調の旧市街は、「北米のパリ」とも呼ばれています。また、シルク・ドゥ・ソレイユの拠点でもあり、文化的に北米全体をリードする都市です。「ノートルダム・ド・モントリオール大聖堂」、色鮮やかなステンドグラスや7000本ものパイプを使用しているパイプオルガンは必見です。また、8月下旬から北米最大規模の映画祭「モントリオール世界映画祭」が開催されます。アジア系の学生が多いカナダですが、モントリオールは比較的日本人が少ない地域です。英語だけではなくフランス語コースを開講している学校が多く、英語とフランス語の両方を学びたい方や、フランス語を学びたいけどフランスに行くのは不安という方におススメです。

ヴィクトリア

英語が母国語の割合が高く、英語環境は最適。歴史的な背景から英国の影響が色濃く残る街並には花が溢れ、別名ガーデンシティと呼ばれています。温暖な気候と人々の暖かさが住みやすい雰囲気を作っており、学生にも観光客にも人気の都市。カナダでも特に温暖な気候に恵まれて1年を通して過ごしやすい街です。カナダ人にとっても「いつか住んでみたい場所」として人気を誇ります。ダウンタウンには、港を囲むように美しい遊歩道が整い、多くの歴史を感じさせる店が立ち並ぶなど、風情ある街並みが広がります。ゴルフ、ハイキング、サイクリング、釣りなどのアウトドア派にも、ショッピング、食事などの街歩き派にも、おすすめの街です。学園都市としても有名で30年以上前から多くの留学生を受け入れてきた街でもあります。また治安のよいカナダの中でも特にゆったりして安全な街と言われています。

オタワ

カナダの首都であるオタワは、カナダ第4の都市で最も美しい首都として知られています。街の中心地には世界遺産でもあるリドー運河が流れており、庭園のような美しい街並みとなっております。気候は四季があり、季節折々の雰囲気を楽しむことができます。9月上旬には北米最大級の気球イベントが開催されます。春には300万株のチューリップフェスティバルが開催されます。生活環境が整った首都でありながらも、日本人学生も非常に少ないため英語環境を作るには最適な都市です。イギリスとフランスの文化を感じながら英語学習に集中できる環境となっております。治安も良く人々が穏やかで、落ち着いた環境でしっかりと学びたい方におススメです。1年を通して様々なイベントが開催されているので、イベントを通して文化を学べたり、現地のカナダ人との交流も楽しめます。

イギリス

歴史と伝統を誇るイギリスでは本格的なクイーンズイングリッシュを学ぶことができます。サポートや支援プログラムも充実しています。イギリスには現在100の大学が存在し、1校を除くすべてが国立大学です。一年のファウンデーションコースを受講し、アカデミック・スキルを習得した後、大学に入学するケースがほとんどです。大学での卒業必要年数は3年です。IELTSは6.0以上、年間総合費用は300万円~400万円が目安です。イギリスはオックスフォード大学やケンブリッジ大学など世界トップクラスの大学がいくつもあり、ヨーロッパ文化に興味のある人にはおすすめです。

ロンドン

イギリスの中で日本人留学生に一番人気の都市となっており、語学学校も多く、また日本人が生活しやすいように「日本食スーパー、レストラン」なども他の地域に比べるとかなり充実しています。他には日本語で生活サポートをしてくれる施設(日本人向け病院や日本人向け不動産会社など)も豊富なので、海外になれてない方でも住みやすい場所です。さらに日本人が多いことで、英語があまり上手く話せない時期でも日本人のお友達を作ったりすればホームシックや寂しい思いにならずに済む可能性が高いです。ただし「日本語に触れる機会が多くなってしまう。」ということにもつながります。ロンドンはとにかく家の値段・家賃が高いです。これは世界的に見てもトップクラスの高さです。ロンドンは他の都市に比べて生活費や家賃などが高くなってしまうというデメリットがあることを覚えておかなければなりません。

ケンブリッチ

ケンブリッジといえば、「ケンブリッジ大学」のある都市で有名です。ケンブリッジ大学はアイザック・ニュートンやチャールズ皇太子の出身校としても有名で、ケンブリッジ自体も大学とともに繁栄してきた大学都市としても有名です。そのため、学生が住みやすいように、学生に合ったバプやレストラン、またはショッピングセンターなどが充実しています。町並み自体もとても美しいため観光客も多く、気候に関しても年間を通して温暖であり過ごしやすい都市です。ロンドンから電車で1時間とアクセスも良いので、日本に帰国する際や、ヨーロッパ旅行にいくときなども不自由はありません。

オックスフォード

オックスフォードもケンブリッジ同様、名門大学である「オックスフォード大学」とともに繁栄してきた大学都市の1つです。ケンブリッジと同じくらい日本人留学生には人気があり、もちろん語学学校もあります。ロンドンから電車で1時間ほどとさほど遠くない位置にありますが、交通費だけでも地下鉄の高いロンドンに比べるとかなり押さえられるのでおすすめです。オックスフォードはロンドンだけでなく、バーミンガム、マンチェスター、サウサンプトンといったイギリスの他の都市へのアクセスもよいです。自分が住んでいる場所以外にもたくさん町をまわって違う雰囲気を味わうのも醍醐味です。

マンチェスター

マンチェスターはバンドやオーケストラなど音楽文化に馴染みのなる場所としても有名でスポーツと芸術を堪能した人にはおすすめ先になっています。またイギリスの第3の都市とも呼ばれているほど商業や企業発展も盛んで、田舎すぎず都会過ぎずと、とてもバランスのとれた住みやすい町になっています。

ボーンマス

ロンドンから南西に位置するドーセット最大の都市ボーンマス!日本人留学生の数としてはオックスフォードやケンブリッジより少ないと言われていますが、海の美しいリゾート地としても有名な都市です。ボーンマスの経済のほとんどは観光業で支えられているといっても過言ではないほど観光客が多く、また語学学校も他の地域に比べると数が多いため、留学生もたくさん住んでいます。

オーストラリア

オーストラリアには世界大学ランキングで100位以内に入る大学が多く、特異な専門分野をはじめ質の高い授業がどの専門分野でも期待できるのが魅力です。イギリス同様、大学前にファウンデーションコースを一年受講した後、大学へ進学するケースがほとんどですが、大学は3年(学部・学科によっては2年)で卒業が可能。TAFEという州立の職業訓練学校から大学へ編入できるパスウェイ制度があるため、いきなり大学への入学は厳しいという人にも、無駄な年数を経ることなく大学2年次に編編入できます。IELTSは6.0以上、TOEFL iBTは80以上で年間総合費用は300万円~400万円です。

ケアンズ

美しいサンゴ礁の広がる海で有名なグレートバリアリーフや太古の熱帯雨林が広がる内陸部を持つ都市として、世界的にも有名な観光スポットとなっています。

町で働くよりももっと田舎の方で仕事をしたいという人の場合は、ケアンズから少し離れた地域に農場が多数存在しています。その農場でホームステイや仕事をしながらケアンズの学校に通うことも可能です。

ケアンズの気候は1年中温暖であり、休日はグレートバリアリーフでのダイビングやツアー観光、世界遺産の熱帯雨林観光などを楽しむことができます。ケアンズは、観光や仕事、勉強などすべて満喫した留学生活を楽しみたい人に最適の都市といえるでしょう。

ブリスベン

シドニー、メルボルンに続くオーストラリア第3位の都市として発達しているビジネス都市です。犯罪はとても少なく、大都市であっても安心できると評判です。ビジネス街から少し離れた地域では森林や小動物などに触れ合える自然がたくさん残っていて、都市と自然の調和がみごとにとれた街です。気候は年間を通してからっとした晴天が多く、温暖でとても過ごしやすい地域です。街には教育機関がとても充実していて、大学や専門学校、語学学校などがコンパクトな都市部に集中して存在します。主な移動手段は、シティトレインやバス、フェリーなどです。「Go Card」と呼ばれる交通カードを利用すると、1週間のうち10回利用すれば、その週でのそれ以上の利用は無料になります。落ち着いた雰囲気の中、交通の便がよく、気候が温暖で、教育機関の整ったオーストラリアの都市という面から考えると、すべてが揃ったブリスベンがおすすめです。

メルボルン

現代風のビル群の中に伝統的なヴィクトリア調の建物が混在し、みごとに調和した美しい街並みが特徴です。

主な交通機関はトラムと呼ばれる路面電車で、交通機関がとても充実しているため、市内の移動は大変便利です。メルボルンには日本と同じように四季があり12月から2月は夏で日中は30度前後まで気温が高くなります。6月から8月は冬で、平均気温は10度前後と暖かく、過ごしやすく暮らすことができます。メルボルンは「教育の街」ともいわれるほど教育機関がたくさんあり質の高い大学や専門学校、語学学校が多く、向上心の高い学生が世界中から集まってきています。また、「芸術の街」としても定評があり、たくさんのアーティストたちも集まる街です。落ち着いた雰囲気の中、質の高い学校と芸術を身近に感じるような学生生活を望むなら、メルボルンがいいでしょう。

ゴールドコースト

世界有数のビーチリゾートを持つ街として有名です。ゴールドコーストの気候は1年を通して温暖で、数多くのスポーツイベントが毎日のように開催されています。砂浜が57kmも続く美しい海岸ではマリンスポーツを楽しむ多くの人々や、世界中から集まるプロサーファーたちで賑わっています。かなり観光地化が進んでいて治安も悪くないため、外国人にとって住みやすい街だと評価されています。

シェアハウスやアパートメントが多く、比較的安価で借りることができます。移動は路面電車(トラム)の利用が大変便利です。ゴールドコーストの主要な地域はすべてトラムで結ばれているため、語学学校や大学、ビーチなどの移動が容易です。勉強と仕事、マリンスポーツのすべてを両立していきたいという人にとって利便性の高い街として知られています。英語の勉強だけを目的とするのではなく、色々な事にチャレンジして楽しみたい人におすすめです。

シドニー

オーストラリアでもっとも栄えている大都市がシドニーです。雨が少なく、温暖で1年を通して過ごしやすい地域です。観光スポットなども多く、オペラハウスやサーキュラー・キー埠頭、雰囲気あるロックスの街、世界三大美港の1つであるシドニーハーパーなどの見どころがあります。そのため、観光の他にも、商業や金融、文化などが栄えている大都市でもあり、シドニーは語学を学ぶための学校が多く、各校の開講数もかなり充実しています。

交通機関がとても発達していて、市内の隅々まで移動することが可能です。市内での移動が頻繁であれば、これら交通機関をすべて利用できる「オパールカード」を使うといいでしょう。チャージ式のカードで、これを使うと各移動が割安になります。シドニーは他の都市と比べると物価が高い傾向にありますが、それ以上に他の都市では経験できないような要素がたくさん詰まった大都会です。

アデレード

街並みの美しさや治安の良さ、住みやすさに定評があり、世界でもっとも住みやすい街として毎年ランキングの上位に選ばれている街です。歴史ある文化的な建物と美しい並木道は、落ち着いた雰囲気で勉強に集中したいという学生に向いています。オーストラリアの各都市のなかでも学生に優しく暮らしやすい街として人気があります。その理由の1つとして、市内全域のほとんどの場所で無料Wi-fiを使うことができます。もう1つの理由は、物価が安いということが挙げられます。さらに市内での移動は、フルタイムの学生であれば語学留学であってもすべて交通費が半額になることも大きな魅力です。そのため、生活費や家賃、交通費などが他の都市よりも安価で暮らすことができ、費用をなるべく低くしたいと考えている人にはアデレードがいいでしょう。

ニュージーランド

ニュージーランドの教育制度はオーストラリアとほとんど同じですが、費用的に安いのが特徴です。総合大学が8校のみと日本に比べて大学の数が少ないように感じますが、政府が打ち出した「少数精鋭で各大学のクオリティーを一定に保つ」という指針に従って、現在も世界レベルの高水準教育を展開しています。自然が豊かなので、おおらかな環境の中でしっかり学士号を取得したい人におすすめで、経営学やビジネス系の学部が強いことで定評があります。IELTSは6.0以上、TOEFLiBTは80以上で年間総合費用は250万円~300万円です。自然を利用したアクティビティを楽しみたいならニュージーランドは一押しです。

オークランド

ニュージーランド最大の都市。語学学校や専門学校の数が多く、働くチャンスが豊富にあるため、ワーキングホリデーを考えている方にもオススメ。街の中心部を出るとすぐにビーチや自然豊かな公園が広がり、都市と自然の融合が魅力的です。また、さまざまな国からの移民が多く、様々な文化を知ることができ学生にとって住みやすい環境が整っています。

「帆の街」の名で知られハーバークルーズやヨット乗船、ドルフィン・サファリなどの水上アクティビティが豊富にあります。ヴァイアダクトは、オークランド市内の中でも一際お洒落なレストランやバーが軒を並べる注目のスポットで、夜景もおすすめです。「国立海洋博物館」、「スカイ・タワー」、「マウント・イーデン」など観光スポットがいくつもあります中心部は都会的な楽しみに溢れており、シティライフとアウトドアライフの両方を楽しみたい方にお勧めの都市です。

ウェリントン

首都でありながら、人口40万人程度の小さな街です。

CNNが発表した、コーヒー文化が栄えている都市を選ぶ「The world’s best coffee cities」に選出されるほど、ウェリントンはカフェ文化が発展した街です。個性豊かなカフェが軒を連ねており、1軒1軒コーヒーの味や店の雰囲気が異なります。ニュージーランド生まれのフラットホワイトは、地元民に人気のエスプレッソドリンクです。ワーキングホリデーでおしゃれなカフェで働きたい方にはおすすめです。ニュージーランドの歴史や地理を学べる「デパパ国立博物館」は、ウェリントン随一の観光スポットで、入館料は無料です。世界的に有名な映画「ロード・オブ・ザ・リング」の監督ピーター・ジャクソンの本拠地としても知られ、映画製作の舞台裏知れるワークショップやロケ地ツアーも開催されています。ヨーロッパの影響を受けているウェリントンで、芸術と文化に触れてみたい人におすすめです。

クライストチャーチ

公園や庭園が多いことから「ガーデンシティ」と呼ばれ、南島経済の中心地にして、四季折々の風景が楽しめる街です。オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジの出身であるイギリス植民者によって作られ、博物館や美術館などの文化施設、ショッピングやグルメも充実。テーマパークや動物園、カジノ、ファーマーズマーケットなど見どころたくさんです。

日本とは気候が逆転していますが、四季があります。夏季の気温は17℃から30℃、冬季の気温は2℃から12℃程度で、一年を通して雨が少なのも特徴です。毎年2月に盛大なフラワーフェスティバルが開かれるほか、ガーデニングに情熱を注ぐ人が多く、個人の庭も手入れが行き届いています。街全体がコンパクトで移動しやすいのが特徴です。市内には無料シャルバス、市内バス等があり、交通面ではとても便利です。

クイーンズタウン

街からはサザンアルプスを一望することができ、スキーシーズンには多くの人々で賑わいます。夏は避暑地として旅行者などにも人気が高く、スキー、スノーボード、バンジージャンプ、スカイダイビング、キャニオン・スイング、ジェットボート、乗馬トレッキング、ラフティングなど、アウトドア・アドベンチャーが豊富にあり、一年を通して楽しむことができて、何でも挑戦できるアウトドア派にオススメの街です。

クイーンズタウンはリゾート地のため物価が非常に高いです。しかしそれ以上に他のニュージーランドの都市と比べても、街並みは清潔感が有り、夜も綺麗で治安面はニュージーランドでトップクラスです。小さな町の狭い範囲内に多くのお店が集まっているからショッピング、食事そして町の散策などがしやすく、過ごしやすい街です。

アイルランド

アイルランドは英語圏への留学先として人気のある国です。アジア諸国に比べ、ヨーロッパ諸国からの留学生が多く、国立や州立大学で質の高い教育を受けることができます。入学に必要な英語能力はTOEFL80以上、IELTS6.5以上です。高い語学能力を必須とするため、語学学校での英語講習や一年のファウンデーションコースが必要な場合がほとんどです。アイルランドは医学分野でも世界的に有名な大学が多いのが特徴です。年間総合費用は医学部を除いて一般学部で200万円~300万円です。

ダブリン

古き良き街並とギネスビールを楽しめるパブも魅力!アイルランドの首都であり、ジョージア様式の街並が美しく政治・経済・交通・文化の中心地。全人口の1/3がダブリンに集中する国内最大の街です。欧州有数の世界都市であり、重要な金融センターの1つになっています。

冬は氷点下を下回ることはほとんどありません。夏は涼しく、気温が上がっても20度を少し超える程度です。Temple Barと呼ばれる地域にはカラフルな建物のパブがあふれていて、地元の方とのおしゃべりやアイルランド音楽などを楽しむことができます。ダブリンの人々は人当りがよく、街を歩いているとフレンドリーに話しかけられることも多いです。犯罪発生率が低く治安の良い街としても知られています。語学学校は比較的小規模でアットホームな学校が多く、スタッフのケアも手厚いので、何か困ったことがあった際は親身に相談に乗ってくれます。

コーク

アイルランド南部の中心都市です。アイルランドでは珍しく、多くの歌や詩に詠まれる景勝の地であり、歴史的な見所も多くあります。交通の要所としても重要な役割を果たしており、アイルランドをはじめ、ヨーロッパ中を旅行することができます。

温暖な気候の都市で、冬はそこまで寒さは厳しくなく、夏は涼しく快適に過ごすことが出来ます。

コンパクトな市内を持つコークは他の都市と比べると物価が安く、マーケットも充実しており生活しやすい街です。世界的に有名なハロウィーン発祥の地と言われているコークは、人口の10%を学生が占めており、アイルランドの教育の中心地です。

新宅健太郎がDIG Internationalでシ・ルニテシュのもとで学び、ハーバード大学とアメリカ創価大学で学んだ経験を語るオンライン・イベントのチラシ。

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