アメリカ創価大学の研究機関SIGSについて

アメリカ創価大学の研究機関である創価インスティテュート・フォー・グローバル・ソリューションズ(SIGS)。具体的にどのような活動をしているのか、日本ではあまり知られていない、その実態に迫ります!

b

目次:

SIGSとは?

2022年にアメリカ創価大学で公式に設立された創価インスティテュート・フォー・グローバル・ソリューションズ(SIGS)は、平和に向けて世界市民が協力し合い、目的意識を持ち、持続可能な世界協力のネットワークを広げる役割を担っています。この研究所は、アメリカ創価大学の創立者である池田大作が1987年に発表した「平和提言」に基づいて設立されました。その中で池田氏は、国家主権の社会から、民衆が主権を持つ世界を構想しています。これを念頭に置き、SIGSは世界市民教育の知識と実践への糸口を提供すると同時に、現代の最も困難な地球規模の問題に対する現実的な解決策を模索する市民のネットワークを構築しています。(SIGS 公式ページより)

 

池田氏は1987年の「平和提言」の中に、研究所のビジョンをこう明記してます。

私はこのセンターの特徴としては、地球の平和と安定への情報、提言、ビジョンを単に政府に向けて提示するのみでなく、世界の市民が活用し、ともに知恵を出し合っていける方向性も考えてほしい。したがって世界の草の根レベルの運動家の意見なども吸収する必要があろうし、広く市民とともに歩む研究センターが望ましいことは言うまでもありません。

—1987年12回提言「民衆の世紀へ」平和への虹彩 より

 

SIGSはこのビジョンを具現化し、実際に世界各地から各分野のエキスパートや学生、SUAの卒業生らが集まり、世界が直面する様々な問題に対するアプローチを模索しています。SIGSは、広く世界市民とともに平和の潮流を作り、歩んでいくための大切なネットワークなのです。

 具体的にどんな活動をしている?

SIGSでは現在、世界市民教育プロジェクト、核兵器廃絶プロジェクト、東アジアの平和と和解におけるプロジェクトの、3つのプロジェクトを遂行しています。

世界市民教育プロジェクトでは、幼稚園から高校生までの世界市民教育におけるカリキュラムの枠組みを開発するために、世界市民教育に取り組む個人や組織、機関と協力しています。昨年7月には教育に携わるSUAの卒業生が世界市民教育プロジェクトの会議に参加。カナダ、日本、マレーシア、ネパール、韓国、アメリカなど、様々な国と地域から教育者達が集まり、本校DIG International設立者、ニテシュ・シル先生も参加しました。今年度も夏に世界市民教育プロジェクトの会議が行われる予定です。

核兵器廃絶プロジェクトでは、青少年に核軍縮・不拡散教育を提供しています。核兵器による悲劇を生まないという人類共通の利益のために、一人一人が声を上げていく力と人々のネットワークを育成することを目指し、SIGSは昨年夏、シンガポールとアメリカの各地から集まった16人の学生たちとともに5日間におよぶ核兵器廃絶についてプログラムを実施。参加者たちはディスカッションやディベートに参加し、具体的なアクションプランを共有したりと、核兵器廃絶に向けた学びと情熱を分ち合う5日間となりました。

東アジアの平和と和解におけるプロジェクトは現在、2024年から2026年にかけて3回シンポジウムが行われる予定です。この3年間のプロジェクトは、東アジアにおける歴史をめぐる紛争に関連し、協力的な対話と信頼を育むことに焦点を当てています。東アジアにおける平和と和解に取り組むために、草の根レベルから国家レベルまでを含む包括的なアプローチを模索。今年度は4月に現役のSUA生と専門家を招き、日本に焦点を置いた東アジア圏の平和と和解の道について議論します。今日の世界の危機的状況を見据え、東アジアから始まるプロセスが、対話と真実に基づく相互的な和解を通じて、現在の世界的な社会的・環境的危機にポジティブな影響を与えることに期待が寄せられています。

SIGSメンバーの声

今回の記事を書くにあたって、実際にSIGSの統括に携わる教授と、研究を支える現役SUA生であるSIGSのメンバーに話を聞くことができました。インタビューに協力してくださった教授は、SIGSは「生涯の意味・使命を見つけられる、またはそれを再確認できる場所である」と教えてくれました。SIGSでは、世界各地にいるSUAの卒業生との密な協力体制が構築されています。世界市民として羽ばたくSUA卒業生が、SIGSを通して自分の仕事の意義・人生の目的観を改めて考えられる、そして原点に回帰するスペースになっていると、教授は語ります。

また、現役の学生たちも同様、SIGSでの活動やネットワークを通して自身の平和へのビジョンを具現化することで、人生への情熱をさらに燃やしてます。現役SUA生であるSIGSメンバーは、「SIGSには普段の授業で習うこと以上の学びがある」と語ってくれました。SIGSでの活動を通して、頭で考えるだけでなく実際に行動に移すことができる楽しさと充実感を感じているようです。

 

—この記事では伝えきれない情報や活動の様子が知りたい方は、SIGS公式インスタグラムもぜひチェックしてみてください!

SIGSメンバーの声

今回の記事を書くにあたって、実際にSIGSの統括に携わる教授と、研究を支える現役SUA生であるSIGSのメンバーに話を聞くことができました。インタビューに協力してくださった教授は、SIGSは「生涯の意味・使命を見つけられる、またはそれを再確認できる場所である」と教えてくれました。SIGSでは、世界各地にいるSUAの卒業生との密な協力体制が構築されています。世界市民として羽ばたくSUA卒業生が、SIGSを通して自分の仕事の意義・人生の目的観を改めて考えられる、そして原点に回帰するスペースになっていると、教授は語ります。

また、現役の学生たちも同様、SIGSでの活動やネットワークを通して自身の平和へのビジョンを具現化することで、人生への情熱をさらに燃やしてます。現役SUA生であるSIGSメンバーは、「SIGSには普段の授業で習うこと以上の学びがある」と語ってくれました。SIGSでの活動を通して、頭で考えるだけでなく実際に行動に移すことができる楽しさと充実感を感じているようです。

 

—この記事では伝えきれない情報や活動の様子が知りたい方は、SIGS公式インスタグラムもぜひチェックしてみてください!

まとめ

これまで、アメリカ創価大学のSIGSという研究機関について深堀りしてきました。世界平和を理想で終わらせず、具体的なビジョンを持って人々の力で実現させていくというSIGSの使命と情熱を、みなさんに知ってもらえたら嬉しいです。

DIG Internationalでは、自分自身の才能や情熱を生かして、国際社会で活躍できる世界市民を育成する教育の場を提供しています。私たちと一緒に、ぜひあなた自身の可能性を広げていきましょう!無料体験レッスンも実施していますので、こちらから気軽にお問合せください!

新宅健太郎がDIG Internationalでシ・ルニテシュのもとで学び、ハーバード大学とアメリカ創価大学で学んだ経験を語るオンライン・イベントのチラシ。

Related Blogs …

食堂での食事体験

アメリカ創価大学の食堂は、学生や教職員が日々の生活を共有し、さまざまな文化の味を楽しむ場所です。食堂はキャンパス内の中心的な場所であり、学生たちが集まり、友人や同僚と食事を共にする場所として重要な役割...

read more