アメリカの大学受験の流れ

アメリカの大学受験は日本の大学受験と大きく異なっています。自分で一から調べて、適切な時期に必要な書類を揃えていくだけでも大変な労力ですよね。そこで、アメリカの大学受験に興味がある、または挑戦したい皆さんに向けて、出願や合格までの大体の流れをお伝えしていきます。

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目次:

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受験で審査される要素

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出願までの手順

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合格発表の時期

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まとめ

受験で審査される要素

アメリカの大学受験の要素には、主に次の6つがあります。

  1. アプリケーション・フォーム
  2. 学校の成績
  3. エッセイ
  4. 課外活動
  5. 推薦状
  6. テストのスコア

それぞれの要素について説明したブログがありますので、こちらからどうぞ!

アメリカの大学に出願するには、これらの書類を手違いのないように準備しなければなりません。また、大学によっては他にも提出すべき書類がある場合があるので、自分の志望大学の公式ウェブサイトから受験要項を細かくチェックする心がけも大切です。

出願までの手順

出願準備は早ければ早いほど良いです。上記の審査される要素から分かるように、直前の詰め込みでどうにかなるものではありません。以下に、6つの要素を揃えて出願するまでのステップを一つずつ説明していきます!基本的な手順として参考にしてください!

ステップ1: 受験する大学を絞り込み、必要書類を確認する

基本的には先ほどご紹介した6つの要素が必要書類となりますが、細かい点は大学によって異なります。例えば、推薦状が何通必要なのか、テストのスコアの最低ラインは何点かなど、細かく把握すべき情報があります。

ステップ2: 学校での勉強、課外活動、テストのスコア取得に力を入れる

学校の成績、課外活動、テストのスコアの3つの要素は長期間力を注いでいく必要があるでしょう。高校生の場合、一年生のうちから優秀な成績を収め、課外活動に積極的に取り組み、SATやACT、TOEFLに向けた勉強を進めるのが望ましいです。

このステップは出願までずっと続いていくため大変で辛い時もあると思います。それでも、自分を成長させることのできる機会と捉え、取り組んでいくことで価値ある経験や結果が得られるでしょう!

ステップ3: エッセイの執筆

エッセイの質問は毎年大体同じことが多いので、早めに下書きを書き始め、何度も推敲していくことが望ましいです。大学によってはアプリケーション・フォーム(願書)を提出した後にエッセイを提出することができますが、早く始めて損することはありません。エッセイは自分の人間像を伝えられる貴重な手段なので、時間をかけて完成させましょう。

ステップ4: アプリケーション・フォーム(願書)の入力・提出

大学によって異なりますが、アプリケーション・フォームは8月頃から受付が開始されるようです。アプリケーション・フォームに必要事項(個人情報や課外活動について)をミスのないように記入し、オンラインで提出しましょう。

ステップ5:推薦状を依頼して書いてもらう

推薦状を学校の先生に書いてもらうように早めに依頼します。早期出願(Early action / Early decision)を目指している場合、11月初旬が締切なので、遅くても10月中旬には英文での推薦状が準備できていると良いでしょう。通常出願(Regular decision)は1月上旬が締切のため、遅くても12月上旬あたりを目指すと良いと思います。

ステップ6: 必要書類を提出し、出願完了

学校の成績、推薦状、テストのスコアなどを多くの場合オンラインで提出します。大学によっては、学校の成績をアメリカのGPA形式に変換する必要があるかもしれません。International Education Research Foundation (IERF)という機関で日本の高校の5段階評価をアメリカのGPA(4段階評価)の形式に変換できます。

全ての必要書類を提出できたら、出願完了です!後は、合格発表を待つのみです。まずは出願するまでの自分の努力を讃え、合格するんだという強い気持ちで日々を過ごしましょう!

合格発表の時期

先ほど少し触れたように、アメリカの大学受験は出願時期が2種類あり、出願時期によって合格発表の時期も変わってきます。

  • 早期出願(Early action/ Early decision)

出願時期は11月初旬、合格発表は一ヶ月後の12月初旬〜中旬になります。Early actionの場合、複数の大学に出願でき、合格しても入学義務はありません。しかし、Early decisionの場合は1校しか出願できず、入学義務があります。

早期合格発表の結果には、accepted(合格)、denied(不合格)、deferred(保留)があります。Deferred(保留)の場合は、Regular Decisionで再び選考されます。しかし、全ての大学でこのdeferral(保留)の仕組みがあるわけではないようです。

  • 通常出願(Regular decision)

出願時期は1月初旬、合格発表は3月〜4月上旬です。通常出願では、複数の大学に出願できます。

通常合格発表の結果には、accepted(合格)、denied(不合格)、Waitlist(補欠)があります。Waitlist(補欠)は追加合格のチャンスなので、自分自身とさらに向き合い、今までの経験や今後の決意などをアピールしましょう。

まとめ

この記事では、アメリカの大学に出願するまでの流れ、合格発表の時期についてご紹介しました。アメリカの大学受験では審査される要素も多く、様々な場面で自分自身に挑戦することが求められるでしょう。受験で大変な中でも、自分の人生の新たな道を切り拓いていく覚悟で乗り越えていきましょう!

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